『星界の紋章①』森岡浩之

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)

ラフィールと呼ぶがよい!

完全に続いてるから、感想が書き辛いな……。
遺伝子改造によって宇宙空間に適応した人類の子孫――アーヴによって惑星マーティンは征服された。何の運命か惑星政府主席の息子、ジント・リンはアーヴの貴族に列することになる。――そして、侵略の日から7年後。ジントは軍人になるための留学へと旅立つ船の中で、運命を変える出会いをする。その運命の名は、ラフィール――アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵・ラフィールといった……。

造語が連発する戦闘シーンはとにかく格好いいし、主人公のジントとヒロインのラフィールの掛け合いはテンポよくて楽しい。けれど、まだジントが頼りない新米であるためにどうにもカタルシスがない。とりあえず、これは3巻まで読んでからだな、うん。