『ファイト・クラブ』チャック・パラニューク
- 作者: チャックパラニューク,Chuck Palahniuk,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/11
- メディア: 文庫
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ファイト・クラブ規則第1条、ファイト・クラブについて口にしてはならない。
ナパームの三製法。その一、等量のガソリンと冷凍濃縮オレンジジュースを混合する。その二、等量のガソリンとダイエット・コークを混合する。その三、猫砂を砕き、粘りが出るまでガソリンで溶く。
ぼくがこれを知っているのは、タイラーがこれを知ってるからだ。
ファイト・クラブ規則第2条、ファイト・クラブについて口にしてはならない。
そして今、十分後に消えるパーカー‐モリス・ビルの屋上で、ぼくはタイラーに銃を付きつけられている。
えーと、思わず本文大幅引用してあらすじを紹介してしまったわけですが。なんというか、痙攣しているような文章が不思議に癖になる。突拍子もないストーリー、エピソードの割に、ネタバレしやすい、というあたりも好印象。
しかし、こういうのが映画化できる、というあたり、ハリウッドはやっぱり偉大なのかもしれない。日本じゃ絶対無理だものな。よしんば出来たとしても、単館上映だろうし。だから、どうだ、というわけではありませんが。
評価:B−