『無謬邸は暁に消ゆ―浪漫探偵・朱月宵三郎〈2〉』新城カズマ

衒学と論理と浪漫に満ち充ちたトンデモミステリー、というと怒られるだろうか。
特殊なルールを設定して、それに忠実な論理のアクロバティックを以って、謎を解決しているのだから、別に億面なくミステリーといってもいいのだけれど。正直、動機に関してのアレを推理と言っていいものか……。その前段階としての密室の謎に関しては、きちんとしていたからいいのか。うん。
評価:C+