『おおきく振りかぶって (3)』ひぐちアサ

おおきく振りかぶって (3)

おおきく振りかぶって (3)

今読んでる中で、いちばん面白い野球マンガ。って、これしか野球マンガ読んでないんだから当然なんだけどさw
この作品の魅力は、ご都合主義なんて言葉からほど遠いストーリー展開。すごいエースも、すごいバッターも、すごいキャッチャーもいない、かといって奇跡が起こるわけでもない。当たり前に存在してそうなチームが段々とまとまっていって、強くなっていって。決してドラマチックではないけど、読んでて本当に楽しい。この楽しさは、あー、あの感じが近いかな。シミュレーションゲームの序盤。SLGの最初の方って、少ない資金とユニットをやりくりしていくでしょ。で、余裕がない分、いろいろ戦略とか考えてやらなくちゃいけない。大変なんだけど、それが上手く行くのってその分快感じゃん。それに近い。気がする。いやまあ、普通に自分で野球する時の楽しさっていえよ、という気もしないではないんですが。
で、今回はライバルチームの登場とチームが本格的に動き出すところまで。あと、オマケいっぱい。オマケが多いと得した気分ですね。