『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』

立ち読み。
書いていることには概ね同意できないけど、おもしろかった。既存の作家の一節を取り出してあーだこーだ言うというのが基本的なスタイルなんだけど、それが実にバイアスかかりまくりで。例えば、芥川賞受賞最年少作家とか某ベストセラー作家なんかは「あー、嫌いなんだろうなー」というのを隠そうともしていないのに対して、メフィストのあの人に関しては扱いに困っているのが丸見えだったり*1。でも、こういう本は作者の偏見がこのくらい入ってた方が読んでて楽しいので、これで正解かと。

って、買ってもいないのに偉そうに言うなって? いや、まったくその通り。

*1:逆に好きなのは、阿部和重桐野夏生のよう